【ありがとう、ありがとう…】—ご冥福をお祈りします。

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新湊内川沿いにある茶所「DO・U・ZO」を運営されていたオーナーさんがお亡くなりになりました。ご病気で入退院を繰り返していて心配だったのですが、あの元気な笑顔を見れないのが残念です。

「DO・U・ZO」は、この番屋のなかの蔵を改装して営業されていました。地元に住みながらも内川の魅力をよく理解されていた1人、こんな素敵なところにカフェがないのはダメだと言ってはじめられたと聞いています。六角堂をオープンする前、何度かここのオーナーさんに相談したことがあります。地域のことを色々と教えてもらいました。

そして忘れられない言葉…「あなたの店のように、内川に何カ所もカフェが出来るようになったら嬉しいね。でもその時は私が店を畳むとき。DO・U・ZOはキッカケづくりにすぎないのよ」と六角堂のオープンを自分ごとのように喜んでくださいました。

あなたに会えて良かったです。あの時、背中を押してくれてありがとう。六角堂がオープンして間もなく体調を崩されましたが、必要な出会いは絶妙なタイミングでやってくるのですね。まだまだ力不足ですが、バトンはしっかりと受け取りました。

天国から内川の発展を見守ってください。チーズケーキの味、忘れません。心よりご冥福をお祈りいたします。


明石 博之

[組織] グリーンノートレーベル(株)
[役職] 代表取締役
[職業]場ヅクル・プロデューサー

1971年広島県尾道市(旧因島市)生まれ。多摩美術大学でプロダクトデザインを学ぶ。大学を卒業後、まちづくりコンサル会社に入社。全国各地を飛び回るうちに自らがローカルプレイヤーになることに憧れ、2010年に妻の故郷である富山県へ移住。漁師町で出会った古民家をカフェにリノベした経験をキッカケに秘密基地的な「場」をつくるおもしろさに目覚める。その後〈マチザイノオト〉プロジェクトを立ち上げ、まちの価値を拡大する「場」のプロデュース・空間デザインを仕事の軸として、富山のまちづくりに取り組んでいる。

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