幅の狭い、9尺の町家SOHO マチザイNo.7
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プラモデル的な町並み write 明石 博之
そういえば、町家SOHOのキオクを書いていませんでした。
今更ながらと思ったのですが、コンテンツが充実したときに、キオクを書いていないマチザイが気になるようになるはずです。そこで、やっぱり書いておこうと思い立ち、簡単な内容ではありますが、こうして記事化しておきます。気持ちをリセットしまして、ここから本題です。昭和40年代からでしょうか、外壁をトタンで覆う、いわゆるサイディングの走りが生まれました。皆さんもよく見かける風景だと思います。トタン板に加えてアルミサッシの窓が普及してきたため、古い町並みはプラモデルのようなサーフェイスをまとい、今やこれが昭和レトロな雰囲気を代表するデザインとも言えるようになってきました。
重伝建地区にある、ザ・木造伝統工法の町家!も好きですが、僕はこういうデザインも好きです。そこには「トタンをはぐと、ちゃんと伝統工法の意匠が見える」という安心感があるからです。最初からサイディング前提の住宅は、まさにプラモデルみたいですが、こういう昭和レトロなリフォームの家は、一見プラモデルでも素敵だと思うんです。ダサいファッションでも、ちゃんと鍛えて筋肉あるよー、みたいな感じです。
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