海辺の空きビルで美味しいビール マチザイNo.9

  • 海の見えるビアカフェBREWMIN、ついにOPEN!! write 明石 博之

    海辺の空きビルをリノベして、美味しいビールの店をつくるプロジェクトがはじまってから約1年。
    2018年、4月11日、ついにオープンしました!こちら、電気メーターボックスを利用したお店の看板です。

    氷見では浮きまくってしまうほどのカッコいいお店になりました!皆さん、ビールはお好きですか?
    無理やり天井の鉄骨を見せるようにしたり、スチールフェンスを使ってみたりして、インダストリーな雰囲気を出しました。ここはビールの醸造所なので、やはりファクトリー感が似合うかなーと思います。デザインのベースはオーナーの奥様のリクエストに応じて、考えてみました。

    外観はこんな感じです。外装を塗り直して、スチールのサッシを入れてあります。既存のコンクリブロックも白く塗って、海辺の雰囲気をプンプンと醸し出しています。

    こちらは、海側を向いた壁です。元々隣の町家とピッタリとくっついていたので、その家があった様子をグラフィックとして残しています。ついでに、壁面も看板として利用しています。

    海が見渡せる3階フロアです。川沿いにチラリと見えるのは桜並木です。ここは、和室の居間として使われていた場所ですが、あえて、床の間をそのまま残して、空間デザインの見せ場としました。全体的に白っぽいトーンでまとめてあるので、ここがより印象的な場所として際立ちます。

    BREWMINが、どんな場所にあるのか、この写真を見るとよくわかると思います。手間に見える黒くて大きなボックスは、実は冷蔵庫なんです。オーナーの山本さんがスチールっぽく見えるように塗装しました。ここでもビールが提供できるようにこれから改造するみたいです。なかなかカッコ良いですよね。

    ライトアップする時間帯になると、こんな雰囲気になります。店内にはここだけにしかない、オリジナルなビールがあります。プレオープンで飲ませて頂いたIPA(やや高いアルコール度数が高く、ホップの風味が強くて苦味があるビール)は最高でした!クラフトビール激戦区で修業したオーナーですから、期待して遊びに来て下さいませ!

    [ ビアカフェBREWMIN ]
    〒935-0012 富山県氷見市比美町24-10
    電話:0766-54-6596

  • 下地ができたところで、DIYフェイズに突入! write 明石 博之

    北陸の冬にしては、珍しく晴れた日!…を狙って取材に行ってきました。

    すっかり下地が出来上がって、店の間取りがハッキリとわかってきたこの段階で、オーナーの山本さんご夫婦によるDIY大作戦を決行です!数日前には3階のペイントが終わって、今日は2階の左官仕事をしていました。

    おそろいのツナギ、ヒューヒューもんです!素敵!

    店づくりに向けて、店舗デザインやインテリアを色々リサーチされている勉強熱心な奥さまの梢さんです。デザインを決めるとき、至るところで梢さんのアイデアが盛り込まれています。コテの使い方も随分と慣れてきたご様子です。塗っているのは、下処理用の塗り材でとても扱いやすいそうです。

    ご主人の悠貴さんは、おもにオペレーションに関わることと予算管理の担当です。梢さんの膨らむアイデアを予算面から厳しくチェック!(こんなこと言って怒られないかな…)随分と慣れた手つきで作業していました。きっと楽しい時間だと思います。お店がオープンしてから1年くらい経って「あぁ、ここ二人で壁塗りやったよねー」的なことで盛り上がること間違いなしです。

    こちらは、氷見の海と立山連峰が一望できる3階の客室です。和テイストを残しながらも、今っぽいオシャレ感を出してデザインしたところです。針葉樹合板の上から、白のエマルジョン系塗料でペイントしました。そう、ここも山本さんたちのDIYです!

    インテリアを入れると、もうちょっとインダストリー感が出る予定です。

    作業の途中で、宅配便屋さんが来ました。何かと思ったら、1階の厨房に設置する流しや作業台です。こんなものは業者さんがやる仕事だと思ったのですが、山本さんが受け取って搬入とは驚きました。徹底したコスト削減に脱帽です。

    ちなみに右手に見える黒いサッシの奥が、ビールの仕込み室になります。正面のタイルがある空間にカウンターがあります。悠貴さんは、ここでビールを注ぎます。入り浸ってしまいそう。

    入口はこんな感じに仕上がってきました。正面のスチール建具は特注です!シャッターチャンスを逃してしまったのですが、職人さんから「あんまり上手に塗ったら、わしらの仕事がなくなるねかぁー」と冗談ツッコミが入った数秒後の様子です。

    山本さんたち、まだまだやること沢山あります。オープンまで後1か月、頑張ってください!ちなみに、DIYのお手伝いしたい方は大歓迎です。

  • 海辺の空きビル、内装の解体でサッパリ write 明石 博之

    マチザイノオト的には、富山に来てから初のビル物件です。木造伝統工法の町家ばかりではありませぬよ。

    ちょうど、内装解体が終わったところ。こうしてみると、鉄骨造の建物はさっぱりしたものです。本来は、この状態からデザインしたほうが効率が良いのです。どこに骨組みがあって、配管がどこを通っているのか一目瞭然ですから。

    本日は、オーナーの山本さんが東京出張のため、クリエイティブチームだけが集まっての緊急ミーティングです!リノベ工事のお決まりのパターンなのですが、今日が「開けてビックリ玉手箱」の最初の日でした。

    悩んでいるチームがいる一方、解体&片付けチームの作業はじゃんじゃん進みます。頼もしい男たちです。コンテナを覗いてみると、木造建築に比べて「固そうな」廃棄物が多くて、詰めにくそうな印象を受けました。寒い中、本当にご苦労様です。

    解体してみると、鉄骨の梁が予想以上に降りてきていて、梁の高さで天井を貼ってしまうと、めちゃくちゃ窮屈な印象を受ける空間になってしまいそうです。かといって、全部をむき出しにするほどの見応えはなく、しかも、配線や配管の収まりがキレイにならないと思われます。さて、どうしたものか…。

    撮影しているこの場所が、ちょうどカウンターになる部分です。オーナーさんがここに立って、自らつくった美味しいビールを注ぎ、お客さんに提供する場所です。それが、来年春には実現するですねー。すっかり、ご本人になりきって、感情移入してしまいます。

    そして、日付は変わって大事なお祓いの日。手前にいるのが、オーナーの山本さんです。この土地に残っている全ての良からぬものを清め、リノベ工事の無事と、開店後の商売繁盛を祈願します。

    意外だったのは、お坊さんがお祓いをしたことでした。いつもは神主さんにお願いしているので、わたしにとっては新鮮な体験でした。偶然にも、こちらの建物の元の持ち主さんと、お祓いをしてくださったお坊さんが同じ学校の同級生だったことにも驚きました。ご縁って、連鎖するんですね。これから工事も本格的にはじまります。まずは安全に、安全に。寒い日が続きますので健康第一に、宜しくお願いします!