壁板ハリハリ、たこ焼きヤキヤキ

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7月末の解体ワークショップ以降、ずっと裸だった壁に、板を貼りました!前回のワークショップでは床が完成したし、壁もできれば一気にお店っぽくなるぞ!と意気込んで臨んだ今回の壁板ハリワークショップ。結果としては、全体に貼り終ることはできませんでしたが、これまた楽しい1日となりました。

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なにが楽しいってまずこれ。新アイテム、360度カメラ、愛称「シータちゃん」での現場撮影!一度ポチッと撮影ボタンを押すだけで現場すべてを記録できる優れもの。これからいっぱい活躍してもらう予定です。突如現れたハイテク機器にみんな興味津々。すごいねコレ!と言い合いながら、何枚か撮影して、一通り遊んだら作業開始です!

壁ハリ3
今回は8名がご参加下さいました!そのうち、男性チーム+木工女子は壁ハリ担当です。柱と柱の間に水平に取り付けられている『胴縁』と呼ばれる横長の板に、壁板を釘で打ち付けていきます。真四角の板を貼り付けるため、壁に板を当ててみると、なぜか柱との間に隙間ができる。これは一体…?と不思議に思いながら、機械を使って水平垂直を確認すると、なんと柱が傾いていました!古い家だとよくあることなんだとか。よくあることでも、素人からしたらビックリですよ。
気を取り直して、水道やコンセントが顔を出せるように壁板に穴を開けながら、釘と金槌でトントントンっと壁板を貼っていきます。金槌で叩くと釘が少しずつ入っていくこの感覚、ちょっとクセになります。
黙々と壁板を貼っていき、ふと気がつくと2時間も経っていました。全体に壁板を貼ることはできませんでしたが、疲れたので今日の壁ハリ作業ははココまで。無理せず、楽しくがモットーですから。
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一方で、残る女性チームはひたすらお掃除です。長らく使われていなかった空き家だけあって、掃いても拭いてもホコリが次々出てきます。空き家掃除にはマスクとゴーグルが必須です!入り口の扉も一度外して水洗いして、サッパリ綺麗になりました。
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作業がひと段落したら、打ち上げ+おやつ会です。今回はたこ焼きパーティー!出来立ての壁板を背景に、前回のワークショップでつくったクンクリート土間の床でいただきます。自分たちでつくった空間で食べるたこ焼きは格別おいしい。たこ、いか、こんにゃく、カニカマ、チーズ、納豆、コアラのマーチ(⁉︎)の具がありますが、何が当たるかは食べてのお楽しみです。この、たこ焼きを自分でつくる文化、関西方面以外ではあまり馴染みがないみたいですね。くるくるまんまるに焼いていくの、楽しいですよ!
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たこ焼きを焼くかたわらでは、ワークショップに参加くださったお姉さんによる、即席コーヒースタンドが開店しました。量りや温度計は一切つかわない!味の加減はその日の気分で大きく変わる、素人コーヒースタンド。DIYワークショップにはぴったりです!ちなみに、この日のコーヒーはとても美味しかったです。
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無理せず、楽しく、がモットーのDIYワークショップですが、最近は無理せず、楽しく、美味しく、になりつつあります。お店をつくることが目的ですが、それだけでなく仲間や友達をつくることも目的のひとつ。作業後の、ゆったりした美味しいひとときは欠かせません。

明石 博之

[組織] グリーンノートレーベル(株)
[役職] 代表取締役
[職業]場ヅクル・プロデューサー

1971年広島県尾道市(旧因島市)生まれ。多摩美術大学でプロダクトデザインを学ぶ。大学を卒業後、まちづくりコンサル会社に入社。全国各地を飛び回るうちに自らがローカルプレイヤーになることに憧れ、2010年に妻の故郷である富山県へ移住。漁師町で出会った古民家をカフェにリノベした経験をキッカケに秘密基地的な「場」をつくるおもしろさに目覚める。その後〈マチザイノオト〉プロジェクトを立ち上げ、まちの価値を拡大する「場」のプロデュース・空間デザインを仕事の軸として、富山のまちづくりに取り組んでいる。

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