内川のおきがえ処、KIPPO、間もなくオープン

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本日、内川沿いの部分のみですが、第一期のリノベーション工事が終わりました!
明日の午前中に川口貸衣裳店さんに引き渡しです。なんとか、なんとか、7月30日の内川十楽の市に間に合いました。(ギリギリになって、川口さん、申し訳ありません…。)

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いかがでしょうか、夕方、内川沿いにぼんやりと照らされた、何風なのか分からないデザインの町家です。GNLの自信作です。この度のデザイン、施主の川口さんが「全部お任せ!」と言ってくださり、存分にやりたいデザインをさせて頂きました。心から感謝、感謝です。間違いなく、通りすがる人が立ち止まり、何屋さんですか?かと足を踏み入れる…、という場のチカラがあると自負しております。

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本当に申し訳ありません、町家の中から見る夕暮れの内川の風景をしばし堪能させて頂きました。ここで、美味しい抹茶をすすりながら、まったりもしたい。着物に着替えて、この内川の風景を町家の中から眺める時間も贅沢ですね。川口さんは、きっと、そんな構想も持っておられると思います。

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看板は、うっすらとした白い地に、ワールドリー・デザインにお願いしたKIPPOのロゴデザイン。照明をかなり斜めから当てて、木の表情が浮き立つようにしてみました。

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和室は、土壁、畳の縁、襖などを緑系で統一しました。外壁や木質部分は、少しだけオレンジ寄りの茶色系で統一したので、室内照明が目立つような時間帯になると、調和がとれるように工夫しています。逆に、昼間は緑系の室内が、内川の風景(色)を際立たせるように工夫しました。そんなことは、デザイナーの単なる自己満足の世界かもしれませんが、それだけ、KIPPOに期待をしております。期待だけではなく、GNL(地域交流センター企画)としても、uchikawa六角堂も「精一杯応援していきます」宣言をします!


明石 博之

[組織] グリーンノートレーベル(株)
[役職] 代表取締役
[職業]場ヅクル・プロデューサー

1971年広島県尾道市(旧因島市)生まれ。多摩美術大学でプロダクトデザインを学ぶ。大学を卒業後、まちづくりコンサル会社に入社。全国各地を飛び回るうちに自らがローカルプレイヤーになることに憧れ、2010年に妻の故郷である富山県へ移住。漁師町で出会った古民家をカフェにリノベした経験をキッカケに秘密基地的な「場」をつくるおもしろさに目覚める。その後〈マチザイノオト〉プロジェクトを立ち上げ、まちの価値を拡大する「場」のプロデュース・空間デザインを仕事の軸として、富山のまちづくりに取り組んでいる。

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