内川さんぽ~直線がない建物

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…と言っても、もともとはまっすぐに建っていた建物です。
柱は傾き、壁はずれて、屋根はうねり、直線を保っている個所が見当たりません。まるで線画のラフスケッチみたい。

このあたりは、築70年くらいの建物がほとんどで、耐久年数も過ぎて、そろそろ建て替えを迎えている、、、そんなまちです。

人が住んでいるお家は、すでに建て替えや改修が終わっていますが、人が住んでいないお家は、取り壊しを待つしかありません。

建物はその地域の文化そのもの。そのまちらしい景観を構成する大事な要素。経済市場主義とは違うしくみで、どうにか保存する方法ってないもんかなぁ、、、と思う「内川さんぽ」でした。


明石 博之

[組織] グリーンノートレーベル(株)
[役職] 代表取締役
[職業]場ヅクル・プロデューサー

1971年広島県尾道市(旧因島市)生まれ。多摩美術大学でプロダクトデザインを学ぶ。大学を卒業後、まちづくりコンサル会社に入社。全国各地を飛び回るうちに自らがローカルプレイヤーになることに憧れ、2010年に妻の故郷である富山県へ移住。漁師町で出会った古民家をカフェにリノベした経験をキッカケに秘密基地的な「場」をつくるおもしろさに目覚める。その後〈マチザイノオト〉プロジェクトを立ち上げ、まちの価値を拡大する「場」のプロデュース・空間デザインを仕事の軸として、富山のまちづくりに取り組んでいる。

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