土間づくり大作戦!

土間5

小さなお店、ついに厨房の床をつくりました!

厨房の床は、『土間コンクリート』にします。見た目は白っぽいコンクリートで、駐車場の地面とかにも使われてますね。

『生コン』と呼ばれるタプタプした液体状のコンクリートを流し込んで、表面を平らにして、丸一日乾かすと完成!言葉にすると簡単そうに聞こえますが、これがまた、物凄く体力勝負。。。今回の参加者は、過去最多の13人。大勢で楽しくやれば、力事後とも苦じゃないから不思議!

暑い日が続く夏のど真ん中の日…、涼しいうちにやってしまおう!ということで、今回は朝8時半集合で作業に挑みました。

土間2
入り口の近くまで、業者さんに生コンを持ってきてもらいました。そこから厨房箇所までは、一輪車でせっせと運び入れます。ちなみにこの一輪車、業界の方の間では通称『ネコ』。汗だくの現場で「そこのネコとってー!」って会話してると思うと、現場のおじちゃんが可愛く見えてきますね。にゃーん。
土間3
業者のおじちゃんが手元のレバーで、一輪車に入れる生コンの量を調整してくれるのですが、そこはベテランのプロ。最初の方は少なめに、一輪車の操作に慣れてきた頃には多めにと、作業する人に合わせて量を調整してくださいます。
土間4
土間コンクリートの床にする箇所に、一輪車部隊が生コンをドバっと入れると、次はスコップ部隊の出番です。全体に行き渡るように生コンを広げていきます。今回のスコップ部隊はお姉さま二人。たくましいその姿は、男性にも負けません。このワークショップ、どうして毎回、こんなにたくましい方々が集まってくるのか。頼りになります!
土間6
いっぱいになるまで生コンを入れ終わったら、仕上げはプロの左官屋さんにおまかせ!みるみる内にコテ跡なく平らになっていく様子に、一同見とれてしまいました。素人DIYの拙い仕事も、すべて帳消しになるぐらいに綺麗な土間になりました。できる範囲を無理なく楽しく作業するDIY、こうしてプロに任せる部分も大切です。
土間7
土間コンクリートづくりがひと段落して、あとは乾くのを待つのみ。ということで、おつかれさま会+お昼ごはん会に流しそうめんをしました!その場にあったコンクリートブロックや石を使って、竹をセッティング。DIY好きにかかれば、竹のセッティングもものの10分ほどで出来てしまいます。
土間9
準備もできて、いざ夏の風物詩、流しそうめん!しかし竹の角度が急すぎたのか、そうめんが高速で過ぎ去っていきます。これには、たくましいDIY部隊もたじたじ。下は4歳から上は50代まで、普段関わることのない人たちが、同じ釜の飯しかり、同じ竹のそうめんをゲットしている風景に、心が満たされます。
土間10
ひたすら汗だくで作業して、その後ゆっくりと一緒にごはんを食べる。朝ははじめましてで、なんだかぎこちなかった空気も、ワークショップ終了後にはほんわかゆるんで居心地よくなっています。夏休みの1日を友達と遊んで過ごしたような、楽しい1日となりました。

明石 博之

[組織] グリーンノートレーベル(株)
[役職] 代表取締役
[職業]場ヅクル・プロデューサー

1971年広島県尾道市(旧因島市)生まれ。多摩美術大学でプロダクトデザインを学ぶ。大学を卒業後、まちづくりコンサル会社に入社。全国各地を飛び回るうちに自らがローカルプレイヤーになることに憧れ、2010年に妻の故郷である富山県へ移住。漁師町で出会った古民家をカフェにリノベした経験をキッカケに秘密基地的な「場」をつくるおもしろさに目覚める。その後〈マチザイノオト〉プロジェクトを立ち上げ、まちの価値を拡大する「場」のプロデュース・空間デザインを仕事の軸として、富山のまちづくりに取り組んでいる。

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