『土間』を『はつり』ました。

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先日、土間をはつりました。と言っても、「土間?はつり?なにそれ」な方も多いと思います。私もこんな言葉知らなかった。

『土間』とは、家の中の床がコンクリートや三和土(たたき)で仕上げられていたり、土を固めて仕上げられている場所のことです。家の中でも土足で歩くところですね。昔は作業場や台所として使われていました。前回のワークショップでキッチンの床を外したところ、床下からコンクリートの『土間』が出てきました。きっとこの『土間』も、かつては台所として使われていたのでしょう。昔から台所として使われてきたこの場所は、今回のリノベーション後も台所(厨房)として使っていきます。

そして『はつり』ですが、漢字では『斫る』と書きます。建築現場などで使われる言葉で、人力によってコンクリートを削ったり壊したりすることを指します。重機械での作業は『斫る』とは言わないのだとか。人力といっても手持ちの機械は使います。じゃないと日が暮れる!

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先に言ったように、土間が出てきた場所は、リノベーション後に厨房となる場所です。厨房では、清潔さを保つために床を水洗いすることがあります。なので、ここの床は水洗いしやすいコンクリート製の土間にする予定。

新しく作る土間の下には排水管や排水桝を埋めたい…それには今ある土間を撤去しなきゃ…ってことで、床下から出てきた昔の『土間』を『はつり』ました!

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前回のワークショップ参加者の方に協力してもらい、土間をガシガシ斫っていきます。大きなドリルのような形の「斫り機」で土間に穴をあけて、バールで少しずつ剥がして、気分は完全に土木屋さん。「DIY女子」がアリなら、「土木女子」もアリではないかしら。

暑い中、汗と土埃まみれで作業している途中にふと外を見ると、かわいい恰好をした今時の女の子が歩いてるのが目に留まります。この差が、嬉しいような、悲しいような…。

斫った土間のカケラは細かく砕いて地面に均して、新しい土間の下地として利用します。斫った後に、もう一作業するつもりでしたが、暑い中での土木作業にギブアップ。続きはまた今度!


明石 博之

明石 博之

[組織] グリーンノートレーベル(株)
[役職] 代表取締役
[職業]場ヅクル・プロデューサー

1971年広島県尾道市(旧因島市)生まれ。多摩美術大学でプロダクトデザインを学ぶ。大学を卒業後、まちづくりコンサル会社に入社。全国各地を飛び回るうちに自らがローカルプレイヤーになることに憧れ、2010年に妻の故郷である富山県へ移住。漁師町で出会った古民家をカフェにリノベした経験をキッカケに秘密基地的な「場」をつくるおもしろさに目覚める。その後〈マチザイノオト〉プロジェクトを立ち上げ、まちの価値を拡大する「場」のプロデュース・空間デザインを仕事の軸として、富山のまちづくりに取り組んでいる。

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