続・壁板ハリ
前回のワークショップで行った壁板ハリ。今日はその続きです!厨房内の壁板を、金槌と釘を使って貼っていきます。全て終わるのが今回の目標!
今回の参加者は、常連のおじちゃん(お兄さん?)とお姉さん、初めましてのお兄さんの3人。少人数でのんびりまったりゆるゆる回です。まずは、お兄さんへの釘打ち講座から。金槌を持つのは小学生以来というお兄さん、おっかなびっくり釘を打っていくと、だんだんコツをつかんでいったよう。ワークショップが終わる頃には金槌と釘がよく似合う立派なDIY男子となりました!
ちなみに金槌ですが、いろいろと種類があるそうで。片側が平らでもう片側が尖っている形のものを「金槌」、両側とも平らな形のものを「玄翁(げんのう)」と呼ぶそうですよ。「金槌」では、ある程度は平らな面で叩いて、最後は尖った面を使って奥まで釘を打ち込む「釘シメ」という技ができるそう。釘を斜めに打つ時や、釘の頭を材料よりも低く打ち込みたい時にオススメ。一方で「玄翁」は、両側とも平らに見えて実は片方だけぷっくり山型にカーブしているんです。ある程度平らな面で叩いて最後は山型の面で叩くと、材料に玄翁の後がつかずに綺麗に仕上げられる優れもの。道具について知ると作業が綺麗になるし、なにより「オラ、ちょっと職人っぽいかも」と得意げに作業できて楽しいですね〜。
さてさてワークショプの様子の続きです。お兄さんと釘打ちの練習をしている間にも、常連のおじちゃんはサクサク作業を進めてくれていました。このおじちゃん、第一回目のワークショップに参加くださって以降、ワークショップには一度も欠かさず来てくださっているんです。最初はワークショップ主催者側の誰も知らない方だったので、どんな人なんだろう…と少し不安でしたが、会ってみればそんな不安はどこへやら。今ではすっかり、「小さなお店づくり」に欠かせない存在です。
そして無事、厨房内の壁板を全て貼ることができました。やったー!
壁板を貼りつづけていい感じに小腹も空いたところで、本日のおやつタイム。前回使ったたこやき器をもう一度引っ張り出して、まんまるホットケーキに挑戦です。みかんにもも、バナナ、あんこを中に入れて、くるくるまわして、かわいい一口サイズのホットケーキが完成!すると思ったら全然そんなのできなかった。生地が膨らんでくるくる回せない。むずかしい。かわいくない。けど負けない!と試行錯誤の結果…
ミニどら焼きができましたー!これはいいぞ、かわいいぞ、美味しいぞ。最初は内心、(今日のおやつ失敗した〜)と思ってましたが、みんなでワチャワチャ色んなことを試すうちに良いモノができてました。こうした流れも一人じゃない強みですね。
次はどんなワークショップになるのか楽しみです。
明石 博之
[組織] グリーンノートレーベル(株)
[役職] 代表取締役
[職業]場ヅクル・プロデューサー
1971年広島県尾道市(旧因島市)生まれ。多摩美術大学でプロダクトデザインを学ぶ。大学を卒業後、まちづくりコンサル会社に入社。全国各地を飛び回るうちに自らがローカルプレイヤーになることに憧れ、2010年に妻の故郷である富山県へ移住。漁師町で出会った古民家をカフェにリノベした経験をキッカケに秘密基地的な「場」をつくるおもしろさに目覚める。その後〈マチザイノオト〉プロジェクトを立ち上げ、まちの価値を拡大する「場」のプロデュース・空間デザインを仕事の軸として、富山のまちづくりに取り組んでいる。
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